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不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款
閉じる「背燈隔帳不得語」白氏文集の有名な漢詩
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オススメ度 4.9点
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自筆「源氏物語」の「東屋(あづまや)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。現在の今上天皇と系譜がつながっている。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。。茶道具 抹茶茶碗 色絵 梅(うめ)画、京都 相模竜泉作、桐共箱 新品、。茶道具 抹茶茶碗 色絵 蔦、 京焼 中村清彩作 桐共箱■新品■。茶道具 抹茶茶碗 乾山写 青楓、京焼 鈴木一点作 桐共箱■新品■。【逢絢亭】茶道具 茶碗 京焼 浪越に富士の図 真葛(宮川)香斎 共箱入り。★※★※喜楽造 赤楽茶碗 黒楽茶碗 壱双★※★※。21824/○七十四代 朝日豊斎 松林豊斎 茶碗 朝日焼 干支 酉 茶碗 共箱 抹茶碗 茶道具。茶道具 抹茶茶碗 色絵 蔦(つた)画、京都 相模竜泉作、桐共箱 新品。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。東屋の巻は、源氏の君と女三の御子、薫の君と今上天皇の皇子・匂宮、そして、朱雀院(前朱雀天皇)の弟・八の宮を父とする浮舟の恋物語を描いております。八の宮のなきあと宇治にこもる大君と中の君の姉妹のうち、大君との結婚を望む薫の君(母は、前朱雀天皇の皇女・女三の宮)は老女房の弁たちの手引きで大君の寝所に入るが大君は気配に気づき隠れてしまう。。茶道具 数茶碗 色変 青海波 5 客、 田中香泉作 桐共箱■新品■。茶道具 抹茶茶碗 仁清 柊(ひいらぎ)絵、 京焼 秋峰窯 中村良二作 桐共箱■新品。薫の君はかなわなかった大君を重ねて恋の思いをつのらせていく。この漢詩は「白楽天」中の有名な一節である。」という意味。篆書印は、薫の君が大君(おおいきみ)をしのびつつ、浮舟の中に大君の再来を望む生命の移行をこめたものとされている。詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。
《自筆上部の「背燈隔帳不得語」(燈に背き帳【とばり】を隔てて語ることを得ず)という漢詩文の落款が押捺されている。「背燈は、灯を壁に向けて暗くする」で、「灯燭を後ろに向けて暗く、帳(とばり)を隔てて 言葉を交わすことはできません。》
A
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。
自筆上部の「背燈隔帳不得語」(燈に背き帳【とばり】を隔てて語ることを得ず)
という漢詩文の落款が押捺されている。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。この漢詩は「白楽天」中の有名な一節です。
「みそき河瀬々に出たさむなてものを
身に添ふ影と誰れか頼まん引く手あまたに、とかや。いとうれたきやうなる
水の泡にも争ひはへるかな。いかて慰むへきことそ」
なと言ひつゝ、暗うなるもうるさけれは、
かりそめにものしたる人も、あやしくと思ふらむもつゝましきを、
「今宵は、なほ、とく帰りたまひね」
と、こしらへやりたまふ。
(今上天皇の皇子・匂宮の妻・中の君)「禊(みそぎ)河のあの瀬この瀬に
流すなでものとは、そんなはかないものでしたら、いつもおそばに
置いていただけると誰が頼みにできましょう。
それではあの妹(中の君の異母妹・浮舟)もかわいそうでございます」
と女君(今上天皇の皇子・匂宮の妻・中の君)が、おっしゃると、大将(薫の君)は、
(薫の君)「それでもついに寄る瀬はというではありませんか。まったくあなたの情けないお仕打ちのつらさは、
はかない水の泡に張り合うようなものでございますね。
《二十一・中将の君(浮舟の母君)、娘(浮舟)を大将(薫の君)殿と合うように願う》
大将(薫の君)は、
(薫の君)「ではその客人(浮舟)に、こうした・・・・《願いを長い間心に秘めて
いたのですから、唐突な出来心のように浅く受け取ってもらいたくない由をとくと
お伝えくださって、この私がきまりわるい思いをせずにすむよう、どうぞよしなに……。浮舟は桐壺天皇の皇子・八の宮と中将の君の御子。浮舟は八の宮の娘であるが父の認知を受けなかったため常陸介の後妻となった中将の君の連れ子として常陸介の家で成長した。このため大君と似た浮舟に薫の君が惹かれている。
《東屋》
照例用的口吻来掩本意。君言相,
此能信?是所‘手都来拉’的!
如此来,我向提出此人,是多嘴了,不起。,
我真像被抛在河中的‘物’,叫我何以慰情?”
天色暮,客人不走,二女公子起来,
他早,道:“在此借宿的客人看了会怪的,
今夜早些回去。この場合、落札後に正確な中国語の文字を記載した中国語訳文を交付いたします。
写真一番左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
家紋印の上の2つの印は仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。
冬姫は通称。左端の写真は「東屋の巻」末尾の拡大写真。
篆書体の下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
写真右上の2つの印は仙台藩医・木村寿禎の落款
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(東屋の巻)MRI 50―28B
自筆二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「東屋の巻」主人公・東屋の資料
下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる中の君と浮舟。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行
「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の漢詩文の落款が押捺されている。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。上の「拡大断層(MRI)写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。実母は近衛家女房(瑤林院)。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。
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